LONE STRANGER
- バンド名
- BULL ANGUS
- 曲名
- LONE STRANGER
- 収録アルバム
- FREE FOR ALL
- 内容
- ファーストはどちらかというとハモンドオルガンが大活躍するディープパープルを髣髴させるハードロックアルバムだったが、このセカンドは幾分レイドバックした感はあるが、それでも十分ハードロックとして通じる。
- ファーストで大活躍だったハモンドオルガンは影を潜めピアノを中心としたセンスのいいアンサンブルで聞かせる曲が増えている。確かにハードな音を好む向きには物足りなさを感じると思われるが、その分楽曲のメロディ、センス、演奏等は、格段に進歩している。
- 肝心な曲の内容だが、まずハードロック然としたツインギターのリフの後で飛び出す軽やかなピアノの音にまずノックアウトされる。随所にジャズの影響を感じさせながらあくまでもハードロックにこだわった感があり、聞き終えた後思わず唸ってしまう。
- 実は、ばらしてしまうと、若いときに一度手放している。そのときはファーストのような如何にもハードロックといった楽曲は少なく、若くてアグレッシブな物を求めていた身にはあまりにも軽い音に聞こえたからだった。
- 買いなおしたのはハードロックだけではなくあらゆる音に柔軟さをもてるようになったからで、手放した時はヘビーメタルまっしぐらの20代の頃だったこともその理由だろう。
- とにかく、このアルバムを安価で見つけたら是非買って聞いてほしい。
そういう意味では、若気の至りで手放したレコードで、現在買えないくらいのプレミアがついている物が多数あります。その話はまた後日。