川原泉/ブレーメンⅡ
これは、動物が人間並みの頭脳と運動能力を持った時代の物語です。内容は一言で言うとSFコメディなのでストーリー自体は大マジでもほんわかした暖かさ、笑いと涙があります。この作者を知っている人には説明要らないでしょうが、意味があるようなないような作者の薀蓄を含んだ説明的なせりふが多く、読むのが少し疲れますが・・・ただ今まで気づいていても気づこうとしなかった事実をちょっと変わった視線で主人公に言わせたりしてただのSFコメディになっていないところが面白いです。私は1巻に描かれている史上初めての宇宙飛行士の話がぐぐっときました。
ストーリー全編に先の宇宙飛行士の話も含め迫害、差別、虐待、といった負のテーマを含んでいます。しかし、底抜けに明るいキャラクターがそういった問題に対し前向きに対処し彼らなりの方法で解決して行きます(最終話は水戸黄門へのオマージュ????)。
読んでみようと思われる方のために内容の説明はこれくらいで・・・
- 作者: 川原泉
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2004/09/29
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (57件) を見る