Miguel ABELO & NADA/Same Title

  • アーティスト名
    • Miguel ABELO & NADA
  • タイトル
    • Same Title
  • 内容
    • 冒頭にちょっと大げさに書きすぎましたが、本当に気に入っているアルバムです。Miguel ABELO という人は60年代末に母国アルゼンチンでシングルを2枚ほど出した後フランスに渡りMELONというバンドで2枚、その他セッションミュージシャンとして活躍していたようですが、アルゼンチン時代の自分のバンドNADAを再結成しこのアルバムを発表しました。まあ、海の向こうのことなのでどこまで正確かはわかりませんが・・・
    • まず針を下ろすとハードなギターサウンドとバイオリンが織り成す鉄壁のリフ攻撃!!それに続く静のボーカルパート、やがて次第に盛り上がり最初の攻撃的なパートの復活!云々というように息をつかせぬ場面展開が見事というほかないでしょう。
    • 特にB面ラストはこれが70年代前半に生み出されたとは信じられないクラシカルでヘビーなリフとバンヘイレンを思わすギターソロに私は開いた口が閉じませんでした。
    • PAVLOVS DOGのデビットサーカンプ並の個性を発揮したABELOのボーカルスタイルは多少聞く人を選ぶと思いますが、それが、このアルバムを唯一無二の出来にしている要因のひとつでもあります。
    • しかしABELOの母国語であるスペイン語で歌われているにもかかわらずフランスでしか発売されていないのが残念です。もっと、世界中の人に聞いてほしいアルバムです。CD化はされているので興味を持った方は探してみてください。